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エセ映画通への道「ヘルタースケルター」
 
どどどん。ってことで映画レビューです。
観たい映画が溜まりまくっていて困惑してるカネコでございます。
最近DVDばかりだったので、そろそろ劇場行きたいな〜ってな感じで
久々に行ってまいりましたよ。

はい、今週の映画は現在公開中のこちら!

ヘルタースケルター





2012年7月公開作品

監督:蜷川実花
脚本:金子ありさ
原作:岡崎京子

出演:
沢尻エリカ
寺島しのぶ
桃井かおり
水原希子
大森南朋
鈴木杏
綾野剛
窪塚洋介(a.k.a.卍LINE)他

完璧なスタイルと美貌を持った人気No.1モデルのりりこ。実は彼女の美貌は全身整形で作られたものだった。副作用に苦しみ整形を繰り返す彼女は、日本中 から愛されながらも、後輩のこずえに人気No.1の地位を奪われるのではないかと恐れ、精神的に不安定になっていた。自分に心酔するマネージャーの羽田美 知子とその恋人を利用し、こずえを陥れようと企むりりこ。そんなりりこを通じて美容整形業界の闇を暴こうとする男がいた…。
(引用元:goo映画より)


さーてきました!エリカ様のオッパイで話題のヘルタースケルターでございます!
まぁ僕も一応男なので、オッパイ目当てで行ってきました。
公開直後ってのもあって夜遅い回だったのにも関わらず満員でしたね。
しかも大半は女子!うん、そりゃそうだ。


さてさて、映画自体にふれる前に、恒例の「観る立場」の表明ですが、
僕の場合、SKY同様、10代のころに岡崎京子さんの「リバーズ・エッジ」を読んでるし、
ヘルタースケルターも、原作を楽しんでいたので、劇場版「ヒミズ」と同じく、
「ヘルタースケルターの映画化」として観ることにしました。

そんでもっての感想ですが、端的に言うと
「原作の映画化」という面では失敗。
でも、「ヘルタースケルターの映像化」という企画としては成功。

って感じの映画だと思います。


話自体は原作が最高なので、面白いんです。それは当たり前。
本作の存在意義は内容ではなくて、作品としてのコンセプトにあります。
それはやはり、ヒロインの"りりこ"役に沢尻エリカを起用したというのが一番大きいです。

"りりこ"というキャラクターは、完璧な美貌を持っていて、若い女性からの憧れの的なのですが、
彼女自身が完璧ではなく、全身整形によって作り出された人工物なわけで、
その中身が外に出ないように制御している存在。
その制御のためなのか分からんが、大柄な態度とかとっていて、業界受けとしては最悪な訳です。
まぁ「憧れと妬み」が共存している不安定な存在がりりこなんですね。

そんでもって、そのりりこを演じるのが、沢尻エリカってのが「いいね」って作品。
・・・はい、超皮肉だと思いますよ笑

世間では「オッパイ出して濡れ場ガンガンで体当たりな演技に挑戦!」とか言われてますが、
みんなの本音をいうと「超ウケるwww」でしょ??


しかし、そんな常識的に考えたら、絶対引き受けないようなオファーを実現させた要因が
監督の蜷川実花にあるのは明白ですね。

写真家であった彼女が、デビュー作「さくらん」によって、
一躍、色彩美にあふれた映画界の新星としてもてはやされました。
そして、「さくらん」の(たぶん)成功を受けて、2作目がこの「ヘルタースケルター」
彼女は父に演出家の蜷川幸雄氏、母にキルト作家の真山知子を持つ、
謂わば「芸術サラブレッド」としてこの世に生まれてきました。
そして彼女自身、写真家として成功をおさめています。

彼女は育ちもいいし、地位も、名誉も、金もある。そんな存在。
そんな彼女が「ヘルタースケルター」の原作権を得て、
そのヒロインであるりりこを、このタイミングの沢尻エリカにオファーした。
彼女でないと実現しなかったことだし、彼女がやってよかったと本当に思います。
そして、結果的に、本作は「さくらん」以上に"蜷川実花映画"に仕上がったわけです。

「さくらん」では、あくまで"時代劇"だったのに対して、
「ヘルタースケルター」は彼女のホームでもあるファッション業界が舞台。
原作にはない撮影シーンの異様な世界観は流石のものがありました。
ぐるぐると回るカメラワークに合わせて、次々と押されるシャッター。
めまぐるしく変わるモデルの表情。衣装。舞台。
そのどれもに彼女のお家芸である色彩美のこだわりが半端無く詰まっている。
そのシーンのみで構成されたとしてら、とんでもない名作だっとも思います。


・・・ただね。
この実花映画の最大の欠点は、作ったもの(人工物、服、部屋、それこそりりこ)と、
リアルなもの(街、人、風景、建物)などに、極度に温度差を感じる点になります。

正直、渋谷のシーンは最低です。
全然美しくない。のっぺりとしてるし、カメラのアングルも
「もっとあるだろ?」と言いたくなるくらい適当です。
でもそれも、用意されたスタジオで撮る写真の世界の人がメガホンを握ってると思うと納得がいきます。
そういうところの雑さをつっつくと、これは映画ではなくPVだという結論にいたります。

今回の企画は、セレブ芸術家、蜷川実花による、沢尻エリカのPVなのです。
僕は岡崎京子さんの原作が好きな分、ちょいと違和感は残る結果に終わりました。
でも、企画としては素晴らしい。
そんでもって「今」観るなら1800円の価値は必ずある。
でも、「今」観ないと絶対に意味がないんです。

それは沢尻エリカの美貌とスキャンダラスな存在は「今」だけのものであって、
時間がたったら、「その時」のりりこが絶対にいるはずです。
それが「ヘルタースケルター」の原作にもある"変わっていく美しさの普遍性"というものでもあると思います。

僕は男なので、女性の美貌に対するどうしようもない欲望みたいなものは、正しく理解は出来ませんが、
「女性写真家による、女性のための、今だけの映画」ってのは、
何だか凄いと思うし、ちょっと女性が羨ましいとも感じました。




【追記】
こっからは完全に余談なので追記とさせていただきますが、
これ、本当に蜷川実花のやりたいことしか撮ってないので、原作ファンは、ちと心の準備が必要です。
まず、沢尻さん以外のキャスティングおかしすぎるから笑
桃井かおり、原田美枝子あたりはいいとして、後は全体的にちょっとおかしいです。
おそらく、蜷川実花さんのお友達が出ているのではと思ってます。
そんでもって、マネージャー役の羽田を演じるのが寺島しのぶさんってのは、
完全に蜷川実花さんの性癖でしかないですね笑
その彼氏が綾野剛って。。。
たぶん、綾野剛みたいな男が、かなり年上の女を抱いているってのがツボなんでしょうけど、
原作好きには正直キツいっす。

あと、水族館は何??マジ意味不明すぎて笑った。
大森南朋はあれでいいんすか?
撮影シーンで蜷川実花出過ぎだから笑

最後に、浜崎あゆみの扱いwwww
おそらく浜崎もりりこ同様ビューティー・フリークスだって言いたいんでしょうけど、
だったら、前編浜崎の楽曲にすべき。そしたら本当に名作だった。
俺が浜崎ファンだったらブチ切れものだとは思うんですが、
おそらく世間のギャル様たちは、「鬼よかった〜(涙)ぐすん」なんでしょうね。。。
あと、エリカ様のおっぱいも良かったのですが、水原希子さんのおっぱいも何とかお願いできないもんですかね??
実花様、どうすか!?

【構成カネコ】

Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 02:49 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道:【番外編】観たい映画特集!
 
はいよ〜!構成カネコです。
見放題来てくれた方は本当にお疲れ様でした!
東京組も、大阪組も、その他遠征組も、
多くのステージで最高のパフォーマンスが観れたという声が聞こえてきて、
そんなイベントにラジオと絡めたことを、本当に嬉しく思いますね。
ユーストリームを見てくれた方、見に来てくれた方、
そして何より出演してくれた愛すべきバンドマンたちに、心からの感謝を。


さーて、そんでもって映画なんですが。。。
すいません。全然観れてません涙

困ったーーーー!!!でも観たい映画はたくさんある!!
ってことで、今回は【番外編】ということで、

構成カネコが、いま観たい映画特集!
ということで、バンバン予告編を貼り付けていこうと思います!
デートなどのご参考になれば幸いです。

まずはこれ、


愛と誠

これ絶対おもしろいでしょ?
しかも絶対映画館で見たほうがよさげ。



続いてこれ。




グスコーブドリの伝記


宮沢賢治原作作品ktkr。
「銀河鉄道の夜」で使った、主役は猫という設定を再び用いたってだけであがります。
しかも監督は同じくギサブロー氏。その辺は完璧。小栗くんはどうでもいい。



今更だけどこれも観たい。




ヘルタースケルター

岡崎京子の傑作!!!!
絶対原作超えられないけど、単純にエリカ様のオッパイが観たい。




次はあんまり大声では言えないけど、これも観たい。




先生を流産させる会

ミニシアターものですが、何だか凄いロングランしてますね。
コレは期待。つか主演の娘、マジで怖い。




何だか邦画ばかりになってしまったので、最後は洋画で、




ダークナイト・ライジング

まぁこれは普通に観るよね。
こんな感じっす。他にオススメあったら教えてくれ〜〜〜〜


【構成カネコ】
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「殺人の追憶」
 
はいどうもん。構成カネコです。
いやー、7月はまだ少ししか経ってないのですが・・・
こいつは忙しすぎますね苦笑

とりあえずテングインベーダーズの1stシングルが発売されました!
僕も昨日、新宿タワレコにて買って来ました!
皆様もどうぞお買い求めくださいね^^

そんでもって今週末に開催されます見放題2012ですが、
我々radioDTMが公式ユーストリーム中継隊として出張ラジオしてきます!
いちおう見放題のお客向けにプログラム組んでいますが、
普通にユーストは見れるし、長丁場やっていますので、
是非観てもらいたいと思います!コメなどで応援してね!


さてさて、映画ですが、忙しさを理由にさくっと書かせてもらいます。
今週はこちら!






殺人の追憶

2004年日本公開作品 製作国:韓国

監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ/キム・ソンボ

出演:
ソン・ガンホ
キム・サンギョン
パク・ヘイル
ソン・ジェホ
ピョン・ヒボン
パク・ノシク
チョン・ミソン他

韓国で80年代後半から6年間に10人の犠牲者を出し、空前の捜査態勢にもかかわらず迷宮入りしてしまった実在の未解決連続殺人事件を基に映画化したサス ペンス。
1986年10月23日、ソウル南部の農村で 手足を縛られた若い女性の無惨な変死体が発見される。また数日後には、同様の手口で2人目の犠牲者が出た。さっそく地元の刑事パク・トゥマンら捜査班が出 動。だが、懸命な捜査も空しく、一向に有力な手掛かりが掴めず、捜査陣は苛立ちを募らせる。その上パクと、ソウル市警から派遣されたソ・テユン刑事は性格 も捜査手法もことごとく対称的で、2人はたびたび衝突してしまう。こうして捜査は行き詰まり、犠牲者だけが増えていく。そんな中、ついに一人の有力な容疑 者が浮上してくるのだが…。
<引用元:allcinemaより>


来ました!韓国が産んだ映画モンスター!ポン・ジュノ監督作品!!
多忙の中で、この作品を選んだ理由はしごく簡単で、
「文句なんて一切ない。圧倒的な作品。」
ってことですね。

これ観た時、完全に日本映画の敗北を感じました。
韓国は凄いことになってるぞ!と。
シナリオから演出、キャスティングからロケーション選び、カメラワークにいたるまで
一切の妥協なしに作り込んでいます。

こういう"力作"っていうのが作れる土壌って本当に素晴らしいと思います。
韓国文化を舐めてる人にこそ観てもらいたい映画ですね。
手放しで賞賛するに値する作品。そんでもって僕は悔しさすら覚えます。

この映画をきっかけにポン・ジュノ監督にはまりました。
いつか氏とは仕事をしてみたいですね。
まぁとにかく観てください。落ち着いたら、追記でちゃんと書くかも。ではでは。


【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 05:21 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「ANGEL-A(アンジェラ)」
 はーい、どうも。
構成カネコによる「なんちゃって映画レビュー」の時間ですよん。
最近DVDばっかりだったので、昨日、重い腰をあげて劇場に行ってまいりました。
・・・ただ、劇場の前までね。
はじめていくミニシアターだったので、道に迷いに迷ったあげく
上映時間が5分も過ぎての到着。
無理やり入っても良かったのですが、
全部で1時間ちょいの作品だったので、その5分が観れてないのは致命的と判断。
来週出直そうと思います。はぁ〜。。。

ってことで、その前に、映画好きの友人にDVD借りて観ていたので
今回はそれをご紹介しましょう!!

今回の作品はコチラ!!






ANGEL-A(アンジェラ)


2005年公開作品 制作国:フランス

監督・脚本・原作:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:アンニャ・ガルバレク

出演:
ジャメル・ドュブーズ
リー・ラスムッセン
ジルベール・メルキ

パリに暮らすアンドレはギャング絡みの借金が原因で48時間後には殺されてしまう運命に陥ってしまう。絶望してアレクサンドル三世橋からセーヌ河を見下ろす アンドレ。何も思い残すことはないと覚悟を決めた矢先、隣に現われた美女が、いきなり川に飛び込んだ。思いもよらぬ事態に、とっさにアンドレも後を追い無 我夢中で彼女を助け出す。これがきっかけで、この絶世の美女アンジェラは、戸惑うアンドレをよそに、彼の後を付いて回るようになるのだった…。
<引用元:allcinemaより>

所謂巨匠!!
「グランブルー」「レオン」「ジャンヌ・ダルク」のリュック・ベッソン監督作品!
当レビューではお初ですね。
個人的には「フィフス・エレメント」が好きです。
そんでもって、この「アンジェラ」は完全にノーマークの作品でした。

公開当初、「ジャンヌ・ダルク」から6年の歳月を経ての監督作品だったため、
かなり注目されていたようですね。まぁ僕はノーチェックでしたけど笑

貸してくれた友人は、
「糞ミソに叩かれてる映画なんだけど、大好きなんだ」と言っていました。

確かにリュック・ベッソンって最近監督としては全然名前を聞かなかったなと思いました。
僕の記憶でも「ジャンヌ・ダルク」が最後で、
その後はプロデュースばっかりの印象でしたね。
最近、話題のアウンサンスーチーさんの映画を撮ったので、ちょいと話題でしたけど。

つまり、今回の「アンジェラ」は
世間一般の認識的にも"スベった一本"となっているのだろうと想像できます。

そんでもって観てみましたよ。



・・・うん。確かに苦笑。
表現に困るのですが、実に"変テコな映画"ではあると思います。
この違和感はなんなんだろうか。。。

めちゃくちゃだし、設定も演出も変だし、ところどころに粗が目立ちます。
ツッコミどころをあげたらキリがないです。

でもその逆に、
やりたいことをやっているのも理解できるし、
部分部分をトリミングすると、素晴らしいシーンで溢れている作品でもある。

なんていうか、社長が音楽を分析する際にたまに使う言葉を借りるとしたら、
「おもちゃ箱をひっくり返したような映画」って言えるかもしれません。

この"おもちゃ箱"ってニュアンスが、実は相当重要で、
この映画には「純粋さ」「良心」が強くフィルムに焼き付けられていると感じました。


この映画のテーマは実に単純明快で"自己愛"です。


何をやってもダメな男アンドレが、フランスで借金まみれの大ピンチ。
そこに突如現れるパツ金の美人娼婦エンジェラ。
彼女の命を救ったアンドレが、
彼女を通して、弱い自分とひたすら向き合う姿が映し出されています。

まぁさくっとネタバレしてしまうと、
アンジェラは天使で、ダメダメなアンドレを救いに空からやってきたのでした。
彼女は将来の彼のために、人間離れの力を使って、
様々な協力をして問題を解決していきます。
(まぁタイトルが"ANGEL-A"の時点でネタバレも糞もないですけど)


この設定を、我々日本人にとっても身近な作品で例えるなら、
絶対に「ドラえもん」ですね。



グズでのろまな"のび太"がアンドレ。
未来からやってきた猫型ロボットがアンジェラなわけです。

ドラえもんは、将来、初恋の相手である"しずかちゃん"と結婚して
幸せになる彼の未来を知りながら、ダメなのび太を手伝います。
それは、きっと自分で自分を変えないと、本当の幸せにはなれないという
ドラえもんなりの愛が詰まっているのでしょう。
でもそれがなかなかのび太には伝わらない。
常に自分が楽な方に楽な方にと考えてしまう。
いつも自分に自信がなく、すべてを他人のせいにしてしまうのび太。
でもそれは、誰の心にもある「弱さ」で、
だからこそ、僕らは「ドラえもん」という作品を愛しているのだと思います。

そして、この「アンジェラ」は全くドラえもんと同じなわけです。
もっと言うと、「アンジェラ」の場合は、
ダメ男のアンドレには、右腕に障害を抱えているジャメル・ドュブーズを起用し、
天使のアンジェラは、180cmのアメリカモデルのリー・ラスムッセンをおいている。

小柄のアンドレのすぐそばで、細身で長身のアンジェラが黒い娼婦の服で立っている。

これだけで、アンドレとアンジェラの関係が「肉体と影」であることを表している。
さらには、"腕に障害=人とは足りていない何か"が明確になり、
フランスなのに長身パツ金で"異物である"ということも自然に表現している。
うん、これだけで観ても「ドラえもん」の実写映画化としては優れている。
性別、人種、天使とロボの違いはあれど、作品として本質を完全についてきている。
ドラえもん好きのカネコにしては、やられたな!って思いました。

だかこそ、この映画には「純粋さ」と「良心」が欠かせないのです。
それは「ドラえもん」の映画化と無理やりでも考えれば、納得してもらえると思います。
ドラえもんが「人間の汚さ」や「悪意」に満ちてたら嫌でしょ??笑
それにドラえもん作品は、多少の無理やり感やこじつけが出てきても
皆文句ひとつ言わないでしょうが。
・・・僕からしたらアンジェラも一緒ですぜ。

そういう意味で、この「アンジェラ」は
フランス人が作った、大人のための、ちょっとエロくてセクシー、ドラえもん完全実写化
・・・だと勝手にカネコは思おうとしています笑

それにしてもドラもんの監督がリュック・ベッソンって・・・
超イカしますよね笑




【追記】
書くタイミングが完全になくなったので、追記として書かせてもらいます。

勿論のこと、リュック・ベッソンは(多分ですが)ドラえもんを知りません笑
そんな彼が、どうしてこんな作品を作ろうと思ったのでしょうか??

そんな疑問が頭を駆け巡ったとき、
ふと、radioDTM姉妹番組である「ガーガーガーradio」の浦島さんの言葉を思い出しました。
彼がフリートークでこんなことを喋っていたことがあります。

「人ってさ、たまに自分が"神様"みたいに思う時ってあるじゃん。
すげーいい天気の下で散歩とかしてさ。小学校のそばとか通って。
子供たちの笑い声とか聞いたりしちゃってさ。
そういうとき、『俺、もしかすると今"神様"かも知れない』って思うじゃん」


この気持ってすげー分かるんですよね。皆さんはどうですか??
そんでもって、リュック・ベッソンも、
そんな気分で作ったんじゃないのか?って思ったんです。

誰だって自分のことなんか好きじゃないですよ。
ダメな自分は、一番自分自信が分かっています。僕は特に自分が嫌いです。
でも、そんな自分を分かってあげられるのは、自分しかいないわけで。。。

そういった、誰もが抱えながら生きる最大のテーマ"自己愛"
それに対して、恥ずかしげもなく、正々堂々と勝負したのが「アンジェラ」かも知れません。
だから先日レビューした「DOWN BY LAW」みたいに"オナニー"とは違うんだな。
「人がそれぞれ、パーソナルに抱える問題」
だから、今回のレビューで最も言いたかったのは、
「他人の評価なんか、何の参考にもならないよ」ってこと。

リュック・ベッソンはそんなに好きじゃないけど、
こういう作品を残せたってことは、心のそこから羨ましいと思いました。
最後に。彼にはドラえもんを観てもらいたい。
奇しくもレオンを演じたジャン・レノは、ドラえもんギャグをCMでやらされてましたね。
改めてアレはどうかと思う。

【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「歩いても歩いても」
 
はいどうも〜構成カネコです。
何だか最近体調を崩してばっかりの社長が気がかりです笑
まぁ色々と忙しく生きている我々です。
いつまたぶっ倒れるか分かったもんじゃないですが、
どうか、それも含めて楽しんでいただければなと思いやす。

ってことで、ちょっと先送りにしていた映画レビューを、
社長担当曜日に、カネコが改めて書いていこうと思います!

さぁ今回とりあげる作品はこちら!






歩いても 歩いても

2008年6月公開作品

監督/原作/脚本:是枝裕和
撮影:山崎裕
音楽:ゴンチチ

キャスト
阿部寛
夏川結衣
樹木希林
原田芳雄
YOU 他

ある夏の終わり。横山良多(阿部寛)は、再婚したばかりの妻ゆかり(夏川結衣)、ゆかりの連れ子のあつし(田中祥平)とともに電車で実家に向かっていた。 今日は15年前に亡くなった横山家の長男、純平の命日だった。だが、失業中の良多は気が重い。実家に着いて仏壇に手を合わせた後、良多は母のとし子(樹木 希林)、引退した開業医の父・恭平(原田芳雄)、姉のちなみ(YOU)らと食卓を囲み、純平の思い出に花を咲かせる。
<引用元:goo映画より>



来ました。是枝作品。
是枝監督の映画はそこそこ見てますね。
個人的に好きなのは「ワンダフルライフ」「ディスタンス」とかでしょうか。
なのに、何でか観ていなかったのが、今回の「歩いても歩いても」
前々からかなり評判のいい作品だったし、色々な人が勧めてくれていたので、
リニューアル一発目の邦画にチョイスさせていただきました!

さてさて、全く前情報なしに観たので、だいぶ感覚的なレビューになりそうですが、
まぁ確かにいい映画でした。

是枝作品らしい面がたくさんあったし、
そうじゃない面も垣間見れて、バランスのいい映画になっていると思います。

是枝節って面では、やはり、画の美しさでしょう。
自然光を上手く取り入れた写真みたいに綺麗なカット。
ピンぼけした柔らかい画。
さらには、相変わらず子供を録るのが抜群に上手いし、
YOUさんの使い方は間違いないですね。

新しい側面でいうと、飯が美味そう。
料理を準備する段階から腹がなってきます。
トウモロコシの天ぷらの場面は、美味そうなのと、
樹木希林さんの名演技も加わって、かなりの名シーンだと思います。



さあ、褒めるのはこの辺にしておきます笑

この映画が評価されているのは納得がいきました。
先にも書きましたが、素晴らしくバランスがよい内容となってます。
人間の普通に生きることの素晴らしさや醜さを映しだしていると思うし、
それをあくまで"分り易く"表現しています。

是枝さんってすげーひねくれてると思うんです。
何事も普通にはやりたくないっていう感じがどの作品にも観えてくる。
だからこその面白さがあると思うんですが、
この作品にいたっては、それをバランスの良さで中和したいって意気は伝わってきました。

ただ。

ここからが本題なんですが、
(あくまでカネコが勝手に思ってるととってもらいたい)
この「歩いても歩いても」は、数ある是枝作品の中で、
もっとも"悪意"の感じる作品だと思います。

なぜか?それはタイトルにあります。*ここからネタばれです。

この「歩いても歩いても」をはじめて観たとき、
「なかなか歩かねぇな!笑」って思いました。
ほとんどが家の中のシーンで構成されているし、やっと歩いたと思ったら、
墓参りに行って、すぐ直帰します。
「なんじゃそりゃ!?」ってツッコミを入れていたカネコでしたが、
後半にかけて話が急展開します。

墓参りから帰った夕食のシーン。
樹木希林と原田芳雄夫妻が、思い出の曲の話になる。
原田は「そんなもんない」と言う中、樹木希林が「ある」と主張。
そこで取り出したるは『ブルーライト・ヨコハマ』。
実は、30年以上も前の原田の浮気にまつわる曲で、樹木希林が浮気相手の家に子供を背負って殴りこみに行った際に、相手の部屋でかかっていた曲だったのです。
帰りに樹木はレコード屋で『ブルーライト・ヨコハマ』を購入。
たまにひとりきりで、こっそり聴いていたのだと、いきなりのカミングアウト。
タイトルの「歩いても歩いても」は、この『ブルーライト・ヨコハマ』の中の一節、
「歩いても〜♪歩いても〜♪」だったわけです。

・・・うん苦笑

改めて思うのですが、このタイトルにどうしてもする必要ってありますか?
別にこのエピソードがメインじゃないのに。。。

まぁこの映画には様々な要素が散りばめられていて、
よく言うと「普通の人にも普通にそれぞれ事情がある」的な作品なんですが、
最終的にいい話っぽく〆てるあたり、ヒューマンドラマにしたいんだなと思います。

観た人の意見では「感動の家族ドラマ」とか
「会話笑えた。コメディだよ」とか
「樹木希林怖すぎる。ホラーだろ」とか、まぁ色々な見方がありました。
それは是枝さんの狙いだと思うし、それが出来るって、映画監督として相当な腕なのは認めます。

ただね、カネコにとっては、そのすべてが"悪意"に感じて仕方ないんです。



ってことで皆さん、是非見てください笑
そんでもって感想聴かせてください。
もしかすると俺の心が汚いのでは?と思ってしまう映画体験でしたので苦笑

【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道:予告編
 
ヘロー木曜日!!
ってことエセ映画通への道を歩む構成カネコです。

が、しかし!!
大変申し訳ないのですが、
今回のレビューで書こうとしていたことを
文字化する際に、どうにも上手くいかず、
気づくと朝が来てしまいました!

ってことで、ちょいと待っててもらっていいですかね?
仕事しながら言葉を探したいと思います。

ちなみに今回とりあげる作品はこちら!




歩いても 歩いても


乞うご期待!

【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画

Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 06:15 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「スイミング・プール」
はいよー。映画だよー。
ってことで構成のカネコです。
番組名が【radioDTM】 に変わったので、
当ブログのヘッドもデザイン一新してみました!
・・・やっぱダメですか?笑
まぁちょいちょい変えるかも知れません。
ラジオやブログ記事だけでなく、こっちも楽しみにしてもらえれば何より。


さーて、さてさて、今週の映画ですが、
先週に引き続き『映画友達がレビュー用に勧めてくれましたシリーズ』の第2弾!
作品はコチラ!


スイミング・プール







2003年公開作品

監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン/エマニュエル・ベルンエイム

出演:
シャーロット・ランプリング
リュディヴィーヌ・サニエ
チャールズ・ダンス
マルク・ファヨール
ジャン・マリー・ラムール
ミレーユ・モス他


フランソワ・オゾン監督のミステリー作品。
南フランス、プロヴァンス地方の高級リゾート地。ある夏の日、イギリスから人気女流ミステリー作家のサラ(シャーロット・ランプリング)が訪れ、出版社の社長ジョン(チャールズ・ダンス)の別荘に滞在し、新作の執筆に取り掛かる。ところがそこへ突然、社長の娘と名乗るジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)が現われた。自由奔放なジュリーは、毎夜ごと違う男を連れ込み、サラを苛立たせる。だがその嫌悪感は次第に好奇心へと変化していき、サラはジュリーの行動を覗き見するように。そんなある夜、ジュリーはまた別の男を連れて帰ってきた。彼は、サラが毎日のように通うカフェのウェイターで、彼女がほのかな好意を寄せているフランク(ジャン=マリー・ラムール)だった。ジュリーはサラを挑発するようにフランクと踊り、やがてサラも体を揺らし始める。しかし翌朝、プールサイドのタイルの上に血痕が発見された。
<引用元:goo映画より一部抜粋>


オゾン作品はこれまた見たことないんです。
名前だけ知ってる程度で「まぼろし」「8人の女たち」とかですかね。
フランソワって言ってるだけあってか、フランス人なのは分かります。
つまりはフランス映画ってヤツ。
ただこの作品は、あらすじにもあるように、
イギリスの女流作家がヒロインなので、英語を主にして進んでいきます。
製作国はフランス/イギリスとなってる、ちょっと変わった映画企画。

これって公開当初、けっこう話題になったよねって記憶してます。
それもこれも、ミステリー作品としての質の高さってことが言えると思います。
今でもネットで調べてみると、さまざまな映画好きのブログなどで、
謎解きの見解が載っているのが確認できるし、
TSUTAYAのミステリーコーナーでは、高回転作品として常連になってます。

ってことでずっと気にはなっていた作品でした。
でも何かタイミングを失って観ていなかった。
先週も書きましたが、人からのオススメで観てみるっていうのはなかなかいいもんです。

そんでもって観た感想。
一言でいうと「これぞ、ミステリー映画!」って書いておきます。
これは別に謎の提示や謎解きが見事ってことではなくて、
作品全体が"謎めいている"と言った方が正解でしょう。
(*ネガティブに書くと、訳わからん笑)

とにかく序盤から伏線連発。フラグ立ちまくり。
終始、ずーっと変な緊張感がにじみ出ています。
でも舞台はフランスのリゾート地。
最高の天候、おしゃれで開放的な土地の雰囲気。
その相反する2つが共存しているところが凄くいい。

そしてゆっくりじんわりと嫌な方向に転がっていくストーリー。
あーだーこーだあってエンディング。
・・・ポカーンとした表情(オレの)。そんな作品。笑

まずこの映画の優れているポイントは、
きちんと観客に興味を持たせているところです。
いい具合の伏線。ちょうどいいフラグ。
気になるセリフ、アイテム。
それらがバランスよく散りばめられています。

そして、オチ。(ここはネタバレかも!ご注意を!)
書いてしまうと、全ては、と言うか、ほとんどの回収はせずに終わります。
さらに言うと、余計混乱させる展開でエンドロール。

この、ミステリーらしい配慮と、突き放すような冷たさの2点が混在しているのが面白い。
これは見返したくなるし、考察したくなる。
たぶん、オゾン獲得の狙い通りなんでしょうね。何か悔しいっすね笑

なので、僕としての謎解き見解は割愛します。
それぞれの考えようでいい気がしたし、それを書いても無意味だとも思うので。。。
まぁ一点だけ書くとしたら、プールの使い方が最高に上手い。
「無機質」と「自由」の狭間を見事に象徴している。
プールカバーをめくるシーンなんかは「ヤバーい!」と叫びました笑



それよりも感銘を受けたのが、オゾン監督のアイデンティティ。
友人がオススメしてくれた際に「オゾン氏はゲイである」という情報も教えてくれました。

その時は「ふーん、そうんだ〜」程度に思っていましたが、
この"同性愛者の監督が撮っている作品である"ということが、
この映画を語る上で、何よりも大切なことだと、観ながら感じました。

*最初に断っておきますが、僕は同性愛に対する差別的思想は一切ありません。
このブログ企画で以前「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を取り上げた際に書いたことが全てです。
もし興味があれば、コチラを御覧ください。


その最大の理由は、キャスティングです。
ほぼ完璧だと思います。
まずは主役のイギリス女流作家に、イギリスの大女優であるシャーロット・ランプリングを。
家にやってる娘役に、もう最高のエロい身体の持ち主、リュディヴィーヌ・サニエを起用しています。

この二人の設定が、
●女流作家は「嫌味なイギリス女」「ダサい」「書くだけで実行できない」
●エロ娘が「自由奔放」「自分の欲望に従う」
というもの。
一見すると分かりやすいステレオタイプな描き方なのかも知れませんが、
映画見ていると、この二人、どっちも得してないんです。

他にも、娘が連れてくる男共のひどさったらないです。
性欲にまみれたムサい野郎ばっかり。
そして、サニエも、顔はともかく最強のプロポーションを全面に押し出している。
ただヤリたい!と思わせますね。うーん、やりたい笑

これら全て、オゾン監督による"ゲイ的視点"ならではのものでは?と想像させます。

この"ゲイ視点"というのも勘違いしてもらいたくはなくて、
単純に、人それぞれで感性って違うわけです。まぁ当たり前のことですね。
僕と社長は別々の人間ですんで、それぞれ違う感性、考え方があります。
それをなるべく共通のものにするために、毎週けっこうな時間を打ち合わせに費やしています。
つまり、同じ男で同じ世代同士でも、違った視点を持っているわけで、
それが異性ともなれば、その差は一気に開きます。
それは男性と女性では、生物学的にも、構造上でも、全く異なる性質、特徴、役割があります。
世界がそれぞれの目には全く違う映り方をしているはずです。
そんでもって、同性愛者の人の感性も、男性・女声の差と同様に、
全く異なるものがあるはずです。

今回のレビューで一番言いたかったのは、
制作陣のキャラクターというものに興味を持つということの大切さかも知れません。
個人的には「謎解きとかどうでもいいわ!笑」と思わせてくる作品。
この映画には、計算尽くされた謎と、ゲイの監督による、何か世界に対する恨みを感じました。
だから、好きとか嫌いとかいう作品ではないかも知れません。
全くスッキリしないし、ある種、差別的な作風とも取れる描写で溢れてます。
ってことで、相当、見る人を選ぶ映画ではありますね。。。


<追記>
書くポイントがなくなってしまったので、追記に載せておきますが、
この映画は本当に何度も見返したくなる作品です。
あと、本当にエロい。素晴らしくエロい。
そう言った意味で、DVDレンタルで無修正版を何度も観るというのが正解だと思います。
さぁ、DTMリスナーの男子よ!今すぐTSUTAYAに走るのだ!!


【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「Down By Law」

 はいどうも。映画担当のカネコです。
4年目突入ということで、当レビューも心機一転、
新鮮な気持ちでやってきたいと思います。どうぞよろしく。

さてさて、何を紹介しようかね?って話なんです。
最近バタバタしていて映画館自体に行けていないし、
改めて始めるっていうタイミングでもあるので。。。

そんなこんなで悩んでいたら、自分ではさっぱり決められないことに気づきました笑

ってことで、映画友達と一緒に渋谷TSUTAYAに行って、
「レビューしてみて欲しい作品」ってお題で、2本チョイスしてもらいましたよ!
こういう方が案外よかったりするもんです。
そんな映画友達チョイスで決めた、記念すべきリニューアル第一弾の作品はコチラ!


Down By Law





1986年公開作品


監督/脚本:ジム・ジャームッシュ
製作:アラン・クラインバーグ
撮影:ロビー・ミューラー
音楽:ジョン・ルーリー

出演:
トム・ウェイツ
ジョン・ルーリー
ロベルト・ベニーニ
ニコレッタ・ブラスキ
エレン・バーキン他

舞台はニューオリンズ。ザックとジャックが、それぞれ警察がらみの罠にひっかかってOPP刑務所の同じ房に入れられる。そこに不思議な仲間、イタリア人旅行者のロベルトが加わって、脱獄からどことも知れぬどこかへ、3人は地獄とも天国ともつかぬ冒険の旅を重ねてゆく……。
<allcinemaより引用>


ジム・ジャームッシュ作品キターーーーーー!!!!
映画好きらしいナイスチョイスですね。流石っす。
ジム・ジャームッシュと言えば個人的には「コーヒー&シガレッツ」の印象が強くて、
白黒フィルム映画の奇才ってイメージです。
そんでもって全然見て来なかった監督でした。
中学生のときに、近所のレンタルビデオ屋さんのおっさんに勧められて
何か観た記憶もあるけど、ほとんど思い出せない。。。
こういう今更ながらの出会いって、映画や音楽、文学にはあるもんで、大事だなと思ってます。
ありがとう友人。

さーて、さてさて。肝心な映画の本題です。
正直な感想ですが、ストーリーの内容的には、どってことない作品でした。

簡単に説明すると、
「クソ野郎2人が、それぞれハメられた無実の罪によって、同じ独房の中に入ってしまい、
そこに、不慮の事故によって人を殺めてしたった、英語が話せないイタリア人がやってくる。
そんな3人が力を合わせて脱走し、自由を求めて逃げまくる」
・・・こんな感じですね。
実にシンプル。そして文章にすると普通な内容。

が、しかし。
友人が、この作品を勧めてくれた理由は、そんなことではないのだろうなって思います。
友人は「ジム・ジャームッシュの中で、これが一番好きなんだよね〜」って勧めてくれました。
そのセリフには、映画の内容というよりも、作品自体に対する想いみたいなものを勝手に感じたりしました。

そう思って本作を観ていると、友人の「想い」ってやつが、何となく分かった気がしました。
友人には大変申し訳ないんですが、その推測を勝手に書かせてもらうと、
きっと「悔しかったんだろうな」って思ったんです。

でもそれって凄い理解できる。
だってこの映画、本当に好き勝手を理屈抜きでやれてるんですもん。

もしかすると、人によっては、このDown By Lawはオ◯ニー映画に映るかも知れません。
ミュージシャンでもあるトム・ウェイツとジョン・ルーリーに加え、
ライフ・イズ・ビューティフルでおなじみの、ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキ夫婦。
超信頼している撮影監督にカメラを握ってもらい、
音楽だって、トムとジョンに任せている。
・・・確かに何だか羨ましい笑

でも僕が高校生時代から、ずっとやりたかったものだって、オ◯ニー的な活動だったなと思い出しました。
「自分が気持ちよくしているオ◯ニーにお金を出してもらえるとしたら、どんなに嬉しいことなんでだろう?」
そんなことをずっと考えていました。そんでもって今でもそうかも知れません。

自分の好きな人に囲まれて、好きなことを考えて、
「こういうの楽しいよね!」やら「これってカッコよくない??」みたいなことを話しあって。。。
この作品は、それをやろうとして、見事に成立させてる。
少なくても映画通からは「名シーンのオンパレード!」として知る人ぞ知る作品らしい。

冒頭のOPだってそう。主人公たちの立ち振る舞いやセリフもそう。
独房の中の「I scream, You scream, We all scream for Ice Cream」の合唱もそう。
ラストの名場面だってそう。カメラワーク、画の質感だってそう。

あんまり難しいこと考えずに、ただただ「これってイカすよな!俺ら最高に馬鹿でクールだぜ!」
みたいな感じで盛り上がって撮っているのが想像できます。
・・・うーん。なんだか悔しいですよね笑

そして、すべてを象徴しているのが、タイトルでもある「Down By Law」という言葉。
どんな意味なんだろう?ってググってみたら納得してしまいました。

タイトルの down by law には二つの違う意味があり、一つは、音楽(主にジャズ)のスラングで  下積みを通して得た才能に対して「尊敬を得る」という意味。
もう一つは、刑務所で使われるスラングで have someone's back 「誰かを支援する、応援する 支える」という意味 があるそうだ。

<引用元:映画で英会話「Tango Tango!!」より>


うん、間違いなく後者の「支援する、応援する、支える」の意味でしょう。
監督のジャームッシュ氏は、"He is down by law"で「命かけても大丈夫なくらい信頼のおける奴」という言葉を気に入って使ってたとも書いてありました。

つまり、ジャームッシュ監督において、この映画を構成している要素すべてに対して
"You are down by law"と思っていたんだろうなと推測します。
信頼しているメンツを揃え、自分が考える「カッコいい男仲間象」を映像化してみせた。
そんな作品。
・・・うーん。ただただ悔しいですね笑

そんなことを感じながら観ていたら、僕らの活動についても、いろいろ考えさせられました。
ここからは全然映画と関係なくなっちゃうけど、
せっかくのリニューアルウィークなんて書いてみますね。


まず、僕らが普段やっていることはなんだろう?って冷静に考えると、
音楽を伝えているんだけど、それだけじゃないことは明確なわけです。
じゃあそれ以外ってなんだ?っていうと、
カネコ個人としては「信頼」だと思うんです。(ずばり"Down By Law"ですね)

音楽を伝えるだけなら、楽曲の使用許可だけもらって、ただただ流して紹介すればいいと思います。
でも何でわざわざゲストとして呼んでいるのかというと、
その音楽や人間性について知れるから。という単純なものでは決してありません。
作っている僕が狙っているのは別にあって、それが「音楽的コミュニケーション」です。
この成立させるために「音楽」を利用していると言っても過言ではありません。

どういうことか?というと、正直な話、はじめて僕らのラジオにくるアーティストたちは
ほとんどが、多かれ少なかれの警戒心を持って中野坂上までやってきます。
まぁ、訳の分からないD.I.Y.なWebラジオに楽曲使用許諾書にサインをさせられ、
ネット上にさらされるわけですから、至極当たり前な話なんですね。
そして、そういった警戒心を解きほぐすのって、めちゃくちゃ難しいんです。

普通の音楽番組の場合は「メディアの大きさ」「MCの実力」「ギャラ」などの
所謂「ネームバリュー」を使うわけですが、僕らのラジオにはそれがない。
そんなインタビューだからこそ、「音楽の力」というものが必要になると思ってます。

ゲストの楽曲を、どの音楽番組よりも理解したいし、「何がいいのか」を伝えたい。
そのためには多くの知識や準備が必要。それが「情熱」なんだと思います。
これらが、僕らが、自分たちが「呼びたい」と本気で思っている人たちしか呼ばない最大の理由です。
そうやって話をはじめると、徐々にゲストの警戒心が解けていき、音楽的な「信頼」が生まれます。

こういったことが出来たとき、やってて良かったな!って本気で思うわけです。
ラジオってやめられないよな!って。
こんな「音楽的コミュニケーション」によって「信頼関係」が生まれる過程を、
リスナーとラジオを通して共有してもらえることを
構成カネコとしては狙っていたりするわけですね。てへ。

僕と社長。あと最近スタッフになってくれたコヤマリョウ君(SKY)は高校の同級生。
僕としては、彼らのセンスや能力、何より価値観というものには、かなりの信頼をおいてます。
そりゃ青春時代の高校3年間を一緒に超濃密に過ごしたんですから当たり前ですね。
だから、僕は彼らに対して"You are Down By Law"なわけです。
そして、radioDTMにとっては、これまで出てくれたゲストの皆に、
日本で最も音楽的信頼おけるラジオだと感じてほしい。
"radioDTM is Down By Law"って。

僕らだってジャームッシュたちに負けじと好き勝手やってやりますよ。
俺らのオ◯ニーを、この映画を勧めてくれた友人のように、
「こいつらマジで最高だから聴いてみてよ」って、誰かに言ってもらえますように。


【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画

Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 02:09 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「ヒミズ」
構成カネコのライフワーク“ひとり映画館”
毎週水曜日はカネコに一緒にいってくれる彼女ができるまで、
非モテな映画レビューをお届けします。
あくまで超素人映画評論。お手柔らかにお願いします。
*ネタバレが含む場合があるのでお気をつけて。


はい、どうもカネコです。
今回の映画レビューなんですが、実は先週の水曜日に観たものです。
最初はすぐに書こうと思っていたんですが、
どうやっても整理がつきませんでした。
そんでもって途中に「ドラゴンタトゥーの女」とかを挟んだりしつつ、
でもやっぱりしっかりとケジメをつけてレビューしなければと決意を固め、
一週間考えた結果を、このレビューに落としこもうと思います。

ってことで今回の映画はコチラ・・・



「ヒミズ」







2011年公開作品(現在も公開中?)

監督・脚本:園子温
原作:古谷実
出演:
染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、
光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上淳、
窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘、鈴木杏 他

ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷実が、ギャグを封印して若者の心の暗部を浮き彫りにしたコミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。主演は「パンドラの匣」の染谷将太と、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の二階堂ふみ。2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろってマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。
映画.comより

はい、そうです。世界中で話題のヒミズでございます。
なんと言っても原作の連載がはじまったのが2001年ってことで、
当時、高校1年生だった自分からしたら、超ど真ん中な作品!
そりゃ思うこともたくさんある。
なので、今回はなるべく素直に思ったまま感想を書いていきます。

・・・ふぅ。じゃあ、頑張るか。

まずこの映画を語る上で、ひとつの大前提をあげておきます。
まぁすでに世の中言われていることではありますが、
原作とは別モノです。

性行為は出てこないし、
バケモノも出てきません。
そもそも舞台が「普通」じゃないです。

そんでもって、はじめに僕の感想を端的に書かせてもらいたい。

いい映画だとは思ったけど、
何か認めてはいけない気がしました。

その理由を書くレビューになると思います。
多少ナーバスな文章になるとは思いますが、ご了承ください。


まずは、レビューをする上で、
どういう立場で観るかが重要だと思います。
1:原作の実写映画化としてみる
2:園子温監督の新作としてみる

以上の2つの選択肢。

まぁどちらも当てはまるんですが、ここはあえて選択しよう。

僕は先にも書いたように、原作ど真ん中世代。
当然リアルタイムでヤンマガ連載読んでいた人間なので、
どうしても原作寄りになってしまいます。
ってことで、原作の魅力について、まずは書いていきたい。


原作者である古谷実さんは、傑作ギャグマンガ「行け!稲中卓球部」でデビュー。
その後も「僕といっしょ」「グリーンヒル」など、
際どい笑いセンスを散りばめた作風のマンガ家さんでした。
しかし、2001年に、この「ヒミズ」の連載が始まったことで一変します。
第1巻の帯にあった「笑いの時代は終わりました…これより、不道徳の時間を始めます。」
のコピーの衝撃は今でも忘れられません。

この「ヒミズ」の原作の魅力を、恐れ多くも僕が書かせていただくと、
思春期ならではの、つかみようのない不安と絶望に満ちた作品で、
その主人公である、住田に対して、全く同情ができないことだと思います。

住田は、中学生という立場であるにも関わらず、
この先待っている自分の未来が、どうしようもないものばかりである
ということに対して、絶対的な確信を持っており、
どうせなら、とことん「普通」でいようと決意している少年だった。
しかし、周りの環境は、"悪い意味"で彼を普通にはいさせてくれなかった。
そんな中、住田は「最悪の選択」をとってしまう。
そして自らの足で、さらなる最悪の生地獄へと歩みだしてしまう・・・

という話なんですが、
連載当時、高校1年生だった僕にとっては、
「そうそう!なんか分かるわ〜」って思ってました。
もちろん、住田がとる「選択」については、全く同意できませんが、
この作品が放つ、「理由なんてない不安。どうしようもない絶望」って
現代の思春期ならではで、
誰もが「思春期」という姿が見えない悪魔に恐怖し、
わかってくれない世間に対して、ムシャクシャしていたと思うんです。
そういう意味で、実にリアルな青春マンガだ!と理解していました。

そんななか、突如でてきた「ヒミズ実写映画化」の噂。
そして「監督は園子温」の文字。

・・・なるほど!って思った。
何故なら彼の作風は(勝手な解釈になりますが)
1つの作品に、すべての感情・エッセンスを投入するというもの。
当レビュー企画の「冷たい熱帯魚」の回でも書いたのですが、
「死」や「暴力」「人間の汚さ」って「笑い」や「悲しみ」とまったく同じ舞台あり、
そういうすべてが"身近"にあるんだっていうことに気づかされるのが、
園子温流の恐怖(ホラー)だと思うんです。

そういう理解を勝手にしていた僕だったので、
ヒミズの実写映画化は、園さんしかいない!と歓喜しておりました。

さらに背中を押すように、
「東日本大震災後、脚本を書きなおした」との噂が流れてくる。

最初聞いた時は
「園さん流石だぜ!!!!!」って思いました。
僕の中での映画化への期待は、ぐんぐんと加速していきました。


そんでもってようやく映画版「ヒミズ」についての感想になります。


・・・よく考えれば当たり前の話なんですが、
名・思春期マンガ「ヒミズ」と奇才・園子温のコンビだろうが、
地震には勝てなかった。
これにつきると思います。


被災地という舞台に合うように、
どんなに登場人物の苦悩をコントラスト強く描こうが、
ほんの数分だけ映る、実際の被災地の映像には敵わない。
それの現実がよくわかる映画となってしまったと思います。

「俺、あれを見ると思い出すんだよ」
と地震の恐怖をセリフで言わせようが、全くもって説得力に欠ける。
というか、もはや震災ギャクに見えてくる。
でもそれは仕方がなくて、誰が監督やろうが、誰が演じようが関係なく
地震には勝てないって事実だと思います。

ただ、園さんが脚本を書きなおしたのは理解できる。
彼はこの作品に対して、「震災後の日本」への敵意を剥き出してしています。
・TVでは、まるで人事のように語る原発の専門家。
・生きることに対してキレイ事をならべるだけの教員。
・誰にむけての知らん"愛"を歌う路上ミュージシャン。などなど

つまり、
園子温による、「ヒミズ」という名作マンガの実写化という挑戦状だったはずの本作は、
いつの間にか「園子温VS震災」というテーマにすりかわってしまった。
・・・こんなはずじゃなかったのでは???

結果的には、やっぱり園子温には
地震が起こる前の、ぬるい日本が舞台の「ヒミズ」を観たかったと僕は思う。

何故なら、被災地にある学校に通っている中学生なんて、
そもそも全員「普通」じゃないだろ。
それぞれが抱えてる不安や絶望は、思春期特有とかのレベルを遥かに超えているはずだし、

原作では同級生を中心としたメンバーで構成されるべき人物たちが、
もれなく、震災によって「普通の生活」を失った「普通」の人々というのも
ずいぶんとエモい。エモすぎる。

それによって原作と同じ事件の意味も変わってくる。
一つ例を上げるとすれば、
夜野くんをおっさん(渡辺哲)にしちゃったら、600万円集められそうじゃん!笑
・・・こんな感じっす。


さらには、映画では、原作以上に主人公・ヒロインの環境を悪化させている。
少し周りの同級生とは異彩を放つキャラクターに加え、
子供を愛することができないクソ親、加えて震災。
僕が原作に持った、謎めいた魅力なんて、もはや皆無だ。
だれがどう見たって、彼らは可哀想だし、心の底から同情する。

でもこれらは、映画版「ヒミズ」が持った、
原作にはない「良心」だと感じました。

住田がとった「最悪の選択」にも、納得できる理由付けをし、
ヒロイン茶沢が、なぜ住田に惹かれるのかを、自らの家庭環境の劣悪さで表現している。

そして、そんな可哀想な二人を待つ結末も、
住田の抱える「絶望」が、茶沢の「普通の愛」によって倒されるというもの。。。
・・・なんだ、すげー良心的にな作品じゃないか。


そんなこんなで長くなりましたが、
とってもいい映画です笑。
とくに、園さんの最高の震災ディスが光ってます。
「がんばれ日本!」よりも「がんばれ住田!」
「がんばれ」という言葉は、
発言する人が、誰にむかっていうかが明確でないと意味を持ちません。

例えば、「がんばれ受験生!」では全く有難味を感じないが、
あんまり喋らない先生が、入試試験の当日に「がんばれカネコ!」と
声をかけてくれたとしたら、どれだれ力を貰えるでしょう。

こういった発言者も対象者も不明なキャッチコピーに3.11以降溢れてしまった日本。
確かに何か間違っているけど、正すとかではない変テコな雰囲気。
そういう日本が持ってしまった苛立ちの感情に対してのみは、
スカっとさせてくれる内容になっております。


まぁ、まとめになるかは分かりませんが、
「人を愛する」なんてのは、至極簡単だし、最強だ。
ってのは確かに言えます。
別にカッコイイことでも何でもないけど、一番シンプルで普遍的な魔法です。
この映画のレビューを書くために、頭を整理している最中に、
光市の母子殺害事件の犯人に対して、死刑が確定となったニュースが流れてきました。
ついでなんで書いておきますが、
ああいうことが起こるから、子供を虐待したらいけないし、自殺したらいけないんです。
そして、そんなことを理由に、他者を殺したらダメなんです。
被害者の本村さんも言ってますが、勝者なんてくて、みんな敗者なんです。
ああああぁぁぁぁっっぁぁっぁっっx〜くだらね。
本当のクソみたい地獄は、映画ではなく現実にありますね。

だから僕は、この映画の住田に対して、やっぱり同情はできません。
「せいぜいがんばれ住田!」それしか言えないです。

最後に僕の高校時代の恩師が卒業式に残した名言でしめてみる。
「死ぬな。殺すな。」
うん、住田と光市事件の犯人に言ってやってほしかったっすわ、小倉先生。





うーん、なんかレビューとして全く体をなしていない回になってしまった。。。
加えて感情的。。。恥ずかしい。

まぁオススメするという意味も込めて追記させてもらうなら、
この映画を、あくまでデートムービーとして薦めたいと思います。

最初はつらいけど、見終わったあと、
「あ、好きな人と観れて良かったな」って思う。
そんな映画だと個人的には感じました。
そして、一人で深夜1時からのレイトショーを観に行ったことを
心の底から後悔しました。

何より、ヒロインの二階堂ふみちゃんが最強にカワイイです。
忘れらんねえよ。。。以上です。


【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画

Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0)
エセ映画通への道「J・エドガー」
構成カネコのライフワーク“ひとり映画館”
毎週水曜日はカネコに一緒にいってくれる彼女ができるまで、
非モテな映画レビューをお届けします。
あくまで超素人映画評論。お手柔らかにお願いします。
*ネタバレが含む場合があるのでお気をつけて。


どうもカネコです。
今回は久々に公開中の作品を観に行ってきたんでご紹介しま〜す。
先週もとりあげたヤツっすね。これだい!


「J・エドガー」





2012年日本公開作品(現在も公開中)

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
出演:
レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、
ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ、エド・ウェストウィック、
ジェフリー・ピアソン、ジェフリー・ドノバン 他
FBI(アメリカ連邦捜査局)の初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の半生を、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグで描くドラマ。1924年、FBIの前身である捜査局BOIの長官に任命され、35年にFBIへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任したJ・エドガーは、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、FBIを犯罪撲滅のための巨大組織へと発展させていった。しかし、多くの功績を残した一方で、時に強引な手腕が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた……。脚本は「ミルク」でアカデミー賞を受賞したダスティン・ランス・ブラック。共演にナオミ・ワッツ、「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーら。
映画.comより


来ました!ポンコツ野郎を演じさせたら世界一の
我らがデカプリオ先輩の最新作!
しかも、いまや最も見応えのある王道映画を撮る監督、
クリント・イーストウッド作品!
こいつは興味がそそられるぜ!

ってことでギロッポンのTOHOシネマズまで行ってきましたよ。

見終わってまず思ったこと。
今回のレビューですが、スーバー難しいっす。
どう書いていいやら。。。
それもこれも、この映画を語るにはネタバレが必至ってこと。

でも僕がオススメしたいのは、何の知識もなしに観に行くこと。

だから、少しでも観に行こうかなって思っている人は、
現在すぐこのレビューを観ることをやめて、
TSUTAYAへ走り、
「レボリューショナリー・ロード」と「グラン・トリノ」を借りることを勧めます。





さーて、事前に警告もしたことですし、
頑張って書いていこうと思いやす。

まずこの映画はFBIの初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバーの半生を描いたって
宣伝されていますが、
このフーバーさんってのはFBIだけに、謎に包まれすぎていますので、
そもそもの話、全体的にこいつはこんな人間だったのでは?という想像で描かれます。

だもんで、おそらくですが、映画の内容には、事実と異なることで溢れていると思います。
まずここ注意ね。


でもって、イーストウッド大先生は、超意外な作風に仕上げました。
それが、単なるラブコメにしようって判断。
・・・ね?っえ!?って感じでしょ笑

しかも、内容がBLラブコメ。
フバー氏と、彼の右腕であるトルソン氏との禁断のラブストーリー。
これがJ・エドガーの真の姿であります!!


この描き方の面白い点は、
途中までは、そんな素振りも見せないこと。
見ているうちに、一気にハシゴを外されます

そっからはもう単なるゲイコントと化す本作。
すごい勢いでどんどん暴走していきます。



これが、観客によっては不快に映る可能性があるなと思い、
どうレビューしてよいのやら。。。悩みどころですね。
まぁ僕個人としては、ゲラゲラ笑いながら観れたのでオッケーですが。


ただ、この作品は、相当な違和感を覚えることも事実です。

まず宣伝文句として、
「デカプリオが20代から70代までを最先端特殊メイクで演じる」
というものがありますが、

老人でない人が、老人を演じているという違和感。

これがまず一点。
たしかに特殊メイクは凄いんですが、
デカプリオ先輩の「悪ガキ」感の方が断然勝ってしまっています。
この人は本当にダサい悪ガキなんですね。それがいいところなんですが。

まぁこの点に関しては、キャスティングミスなのではという疑問は拭えません。
映画友達の女の子曰く「マッド・デイモンが適役」と言ってましたが、
それも凄いうなづける。
フーバー氏は、豪腕で自己顕示欲の塊の、孤独な独裁者です。
永遠の悪ガキであるデカプリオ先輩とは全然違うことは事実。
まぁでもデカプリオの少年心に特殊メイク技術が達していないということが分かったのは
個人的には面白い発見だったし、ますますデカプリオ先生のことは好きになりましたけど。


続いての違和感は
同性愛者でない人が、同性愛を演じているという違和感。

これは逃れられないですね。
観る人によっては、「逆に同性愛差別なんじゃないの」って思う人も絶対いるなと。
ここはデリケートな問題だけに気になります。


ただ然し!(ここからはカネコの超解釈です)
この2点の違和感を払拭する演出方法がひとつあります。
それが先にも書いたように、
「老人のBLラブコメコントっす」っていう逃げ。

というか、そう捉えないと、観てるこっちも結構キツイんですね。

だからこそ、そこまでに至るプロセスが妙にダラダラと長い。
うーん、難しいな〜。何だか変だな〜。って観客が思い出したころに
一気にハシゴを外し、
「え、これはそういうコントですけど何か?」ととぼけ出す。
それがJ・エドガーだと思います。



以上を踏まえた上で、いい映画なのかどうかはかなり疑問が残るレビューになりましたが、
知らないで観に行った僕が、結果的に違ったなって思うことは自体は
立派な映画体験のひとつだと思います。



【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画

Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 06:13 | comments(0) | trackbacks(0)