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エセ映画通への道「おそいひと」
 
はいよ。案の定オリンピックで寝不足のカネコです。
まぁ半分仕事でもあるので仕方ないですね。

そんでもって「ダークナイト・ライジング」が観たすぎますね。
火曜日あたりにいこうと思ったんですよ。
朝まで仕事だったので、帰って寝て、昼過ぎの回でもみてやろうかなって。
でもSKYからの電話で叩き起こされて、何故か一緒に別の映画を観てきたりしました。

ってことで、今週の映画ですが、
「ダークナイト」では(故)ヒース・レジャー演じる、最強の殺人鬼「ジョーカー」が
圧倒的な存在感を出していたわけでございますが、
この映画の主人公も負けてないぜ!!ってことでこの映画。


おそいひと





2004年製作 モノクロ 83分

監督:柴田剛
原案:仲悟志
音楽:world's end girlfriend/パニューダ★バカボンド

出演:
住田雅清
とりいまり
堀田直蔵
白井純子 他

電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話する重度の身体障害者・住田は、介護者のサポートを受けながら一人で暮らしている。また、バンドマンの友人たち と時に酒を飲みながら、平穏な日々を過ごしていた。やがて、彼のもとに介護を経験したいという大学生・敦子が現れる。その時から住田の気持ちに変化が現わ れる。ある日、敦子が何気なく発した言葉「やっぱり普通に生まれてきたかった?」を聞いた時、住田の中で何かが弾けた。
<引用元:goo映画より>



出ました!カルト的な支持を集めた超問題作。
「重度の身体障害を持つ殺人鬼」
この重たいテーマを背負った本作は、(ある人の映画レビューを参照)
本作は04年に完成し、東京フィルメックスでプレミア公開されるも、そのあまりに衝撃的な内容ゆえに日本映画界から封殺される憂き目にあう。が、海外の映 画祭で話題沸騰し、逆輸入される形でやっとこさ07年に日本凱旋公開。賛否両論の渦を巻き起こしつつ、多くの観客から熱狂的な支持を集めた。

・・・とのこと。
まぁ簡単にいうとスゲー映画なんですわ。
怖い話の会に毎回出演してくれている、映像ディレクターの佐藤敬くんからも
「この映画が凄い」とずっと聞いておりました。
そんでもって先月くらいにはじめて観たのですが、
いやー、確かに!とんでもない良作だと思います。

何がいいのか?
それはエセ映画通としては「障害者の扱い方」だと感じました。

この映画に出てくる殺人鬼、住田雅清。(役名と演者の本名は一緒)
彼がとにかく魅力的に描かれています。
とってもチャーミングで、おかしくて、そんでもって完全にイカれてる。
そこには「障害者だから」や「障害者なのに」といった感情が不思議と一切ないのです。
ここが一番のポイントだと思います。

名殺人鬼が出てる映画にはどれも共通している点が本作にもある。
「ダークナイト」のジョーカーにも、
「シャイニング」のジャック・ニコルソンにも、
「冷たい熱帯魚」のでんでんにも。
彼らのすべてが魅力的で恐ろしい。

そんな僕らの中にある(エンターテイメントとしての)殺人鬼像。
それを一切の差別と容赦をなく、重度の身体障害者にある住田氏にも背負わせています。

普通の感覚でいったら、こういったナイーブなエッセンスを扱う場合、
どうしても同情や仕方ない理由というものを加えがちです。
でもエセ映画通としては、それこそ一番の差別だと思ってしまいます。

この映画では終始、身体障害者でもぶっ飛ばしたいと思う奴はたくさんいるし、
むしゃくしゃしたら、何かを壊したいと思う破壊衝動や。
いい女を抱きたいと思う性的衝動。
そして「殺すぞ」という衝動も、平等に持っていることを全面に押しだしています。
さらには、本当にやってしまったら、それは人間としてクソだ。ということも
しっかりと描いています。

だからこそ本作に出てくる住田氏は最高に魅力的で、最低にクソな存在なんです。

この映画を観ていて一ミリも住田に同情しようなんて思わないし、
彼の狂気的な部分が映し出されると、「ダークナイト」のジョーカーを観ているが如く
「カッコイイ!!!!」とガッツポーズしている自分がいます。

こういうことって、実はいたって普通の感覚だと思うけど
実際に映像化しようと思ったら大変なんだと思う。
インディー映画だからこそ出来た「まともな殺人鬼」の映画。
それが「おそいひと」だと思います。

そういった面でも色々と奇跡が起こっている映画。
まぁ万人に勧められるものではないと思うし、人によっては不快に思うかも知れませんが、
このレビューを読んで、興味を持った方がいらっしゃったら、
一度観てもらうのもいいかと思います。

音楽、カメラアングルなど、住田氏の描き方以外にも褒める部分がたくさんある映画なので。


【構成カネコ】
JUGEMテーマ:映画
Posted by : radioDTM | エセ映画通への道 | 19:35 | comments(0) | trackbacks(0)
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