Yo! Yo! Yo! お金がないYo!
ということでお金はないけどカネコです。
いろいろと抱えているプロジェクトの整理をしていると
「やっぱりお金は必要だな」と身に沁みます。
解決策は節制のみですね。
1年くらい貧乏すれば何とかなると思います。頑張ります。
さて、そんな極貧生活のカネコですが、
ついにこの映画を観ることが出来ました!!
ダークナイト・ライジング2012年アメリカ製作 上映時間165分
ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒した後、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、街を離れたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。その8年後、再びゴッサム・シティに戻ってきた彼は、街の破壊をもくろむ新たな強敵ベイン(トム・ハーディ)を前に、バットマンとして対峙する……。
<引用元:MovieWalkerより>
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン/クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス他
原案:ボブ・ケイン
キャスト
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
ゲイリー・オールドマン
アン・ハサウェイ
トム・ハーディ
マリオン・コティヤール
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
モーガン・フリーマン 他
まず、そもそもの僕の立場ですが、
バッドマンシリーズは大好きです!
ティム・バートン監督の初代劇場版を幼い頃に観て
子供ながらに感銘を受けました。
中でも一番好きなのは2作目の「バッドマン・リターンズ」
最初に観た作品ってのもあり、自分の中で大切な作品になっています。
好きだった理由としては、やっぱり世界観でしょう。
原作というよりも、おそらくティム・バートンの功績がデカいと思ってます。
超富豪が自らの財産をもとに世直しをするという設定のユニークさを
バートン氏の手によって、奇怪・カルトなカーニバルと言える世界観によって再構築されました。
僕らの抱くバッドマン像ってこのタイミングで作られたはずなんです。
そんでもって僕はその世界観にドハマリしました。
もちろん、その後のシリーズだって全部観るはめになります。
ってことでノーランによる新生バッドマンになります。
全部振り返ってもきりがないので、大雑把に書きますと、
ノーラン版バッドマンは、
"現実にあり得るかもしれない"という可能性がテーマだと勝手に思ってます。
そこには良い意味でも「アンチ・ティム・バートン」のコンセプトがあるのでしょう。
初代バッドマンは「まぁティム・バートンだから仕方ないよね」って感じで
妙に納得してしまう説得力があって、そこが魅力なんですが、
ノーラン氏は「全部きちんと説明しようぜ」ってさらに再構築を行なっています。
登場キャラクターのバックボーンも丁寧に語り直し、
武器も乗り物も、我々が想像しやすい近代的なものにすり替えてます。
まぁそれでもツッコミどころをあげればキリがないのですが、
"現代版バッドマン"という点では名前負けしてませんね。
観るまでに時間がかかってしまったせいか、
意識せずとも色々な意見が聞こえてました。
その声は、どちらかというと不評の方に傾いていまたので、
「まぁ前回が奇跡だったしな」とハードルを下げていたのですが、
結果的にはエセ映画通としては、とっても楽しめましたね。
まず第一にメインの悪役にベインを起用した点でしょう。
・・・これはアガる。
97年に公開された「バッドマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」という最高のバカ映画があるのですが、
その中で登場したのが「改造戦士ベイン」
この「Mr.フリーズの逆襲」の中では相当ひどい扱いをされていたキャラクターで
最後の死に様も、頭についているパイプを引きぬかれただけで即死という無残なものでした。
今回はそんなベインにスポットライトを当ているのは好印象。そして興味を惹かれる部分でしょう。
続いてはそもそものキャスティング。
新キャラがほぼ「インセプション」(笑)
ノーランがいかに彼らに対して信頼をおいているのかが良くわかります。
そんでもって、ようやくノーラン版バッドマンの一作目にあたる
「バットマン・ビギンズ」の伏線回収。
正直エセ映画通としては「ビギンズ」はかなりの駄作なのですが、
あれが"ダークナイト"という単語を使わずに、ダークナイトシリーズの序章だったことが
ようやく納得する仕上がりになりました。
まぁ、ぶっちゃけていうと、逆に前作の「ダークナイト」にはほぼ触れていないので
今から観る人は、どちらかというと「ビギンズ」を見返してのぞんだ方がいいでしょう。
・・・こんなもんですかね。
まとめると、バッドマンシリーズを通して追っている人、
さらには「インセプション」も含めてノーラン作品を観ている人にとっては
相当楽しめる作品になったと思います。
逆に、全くの初見の人にとっては訳の分からなさマックスでしょう。
それでもやはり、バッドマンをはじめ、ヒーローものは
男子にとっては永遠の憧れがあるんだなと感じされられます。
いま「アベンジャーズ」ってのやってますが、あれもシリーズ全部観てる人にはたまらないのでしょう。
男子に生まれた以上は、正義や悪、武器や乗り物ってどうやってもカッコよく映ってしまう。
僕自身は、姉がいる関係で、小さい頃から男の子男の子してなかったと思うし、
女性コミックや女流小説家の作品も、普通に楽しめる方なのですが、
そんな僕でも「やっぱり男の子だったんだな!」って再認識されられてしまいました。
ってことで全男子必見のヒーローシリーズ!これからも追っていきましょう!!
【追記】
最後に。
キャットウーマンを演じるアン・ハサウェイが可愛すぎる。
何あれ?天使ですか??
あんな娘さんからなら全財産盗まれても何にも痛くないですね。
というか痛くして欲しいです。あのヒールとかで。
【構成カネコ】